はじめまして。
私は高卒・カネなし・コネなし・経験なしで行政書士として開業したおしかせといいます。
年が明けて、今年度の行政書士試験から1ヶ月以上が経過しましたね。
記述待ち組にとってはまだまだ辛い日々が続くこの時期に来年度以降の試験の話はまだ早いような気がしますがちょっと気になるので共有します。
行政書士試験の受験料値上げするかも って話。
これから受験される方にとってはけっこう影響があるお話なので、私の考えも含めて書いていきたいと思います。
総務省から受験料値上げに対する意見募集が・・!
行政書士試験受験料は一気に1万円越えへ
受験料値上げに対する意見公募というか、正しくは「地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令案に対する意見募集」です。
詳しくはリンクから確認していただきたいのですが、
実にいろんな試験の受験料値上げが検討されています。
そして値上げ幅もなかなか大きいです。
e-Govパプリックコメントより引用
上記を見てくださいよ。
現行)7,000円→ 見直し後)10,400円って。
そのほかには、同じ法律系だと宅建士も値上げが検討されています。
e-Govパプリックコメントより引用
こちらは1,200円の値上げで8,200円。
同じ受験料だったのに値上げ幅が違うというのが気になります。
銃刀法7条2項の許可証書換えはなぜか値下げなのも気になる・・・
受験料値上げに反対なら意見を送るのもあり
値上げを喜ぶ受験生はいないと思います。
などなど反対する確固たる意見があるなら、ぜひその意見を送ってみてはいかがでしょうか。(締め切りは2022/1/7です)
なんと言っても行政手続法を勉強している私たちは意見公募手続に実際に関わってみる事自体が勉強になると思います。
条文を見ながら、ちゃんと30日以上の期間を定めているんだとかそういう経験が記憶に残る・・かも。
今回の受験料値上げに思うこと
予想はしていたものの思ったより高い
過去の記事でも書いたのですが、社会保険労務士試験が大幅に値上げされた時に行政書士試験も時間の問題かな、とは思っていました。
感染症予防対策とか、そのための会場手配とか試験運営における費用は増大しているでしょうから多少の値上げは仕方ないのかな、と。
しかし。それにしても高いな、とも思います。
大幅値上げに肯定的な意見も
行政書士試験って、本気の受験生ばかりではないんですよね。
出願だけして会場に来ない人はたくさんいます。
1万円を超えれば本気の人しか申し込まなくなるのでその方がいい!という意見はわからなくもない。
でも。
どうしても仕事を休むことができなくなるかも
怪我や病気で行けなくなるかも
家庭の事情でやむなく断念せざるを得なくなるかも
これらの理由は本気の人でもあり得ることで、欠席した人全員が軽い気持ちだったとは限らないはずです。
それを踏まえるとそんなに高額でない方がいいのでは、と思ってしまいます。
試験監督員に影響が出るかも
行政書士試験の試験監督員は現役の行政書士です。
胸にバッジをつけて凛とした姿の試験監督員はそりゃあかっこよく見えます。
そんな試験監督員が、もう現役の行政書士ではなくなるかもしれません。
今年度の値上げとともに、社会保険労務士試験監督員が現役の社労士さんではなくなったことを踏まえるとあり得なくはないと思います。
いや、まだわからないんですけど、私はなんとかここだけは守ってほしいなあと強く思っています。
私自身は試験監督員をやったことはないのですが、試験監督員が現役の行政書士である効果って大きいと思っていて、少なくとも受験生当時の私は鼓舞されていい影響を受けました。
と強く思ったものです。
その想いはいまだに果たせていませんが・・!
まとめ
今回はちょっと時事ネタっぽいかなと思いつつ、重要なことなので受験料の値上げについて書いてみました。
3,400円値上がりするなら資格取るのやめるわ!なんて人はいないと思いますが、今ならまだ間に合う、かも!
提出意見を考慮した結果とその理由が公示された際はまた詳しく書いていきたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。