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兼業行政書士ってどんな生活?私の経験お伝えします!

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はじめまして。
私は高卒・カネなし・コネなし・経験なしで行政書士として開業したおしかせといいます。

さて、今回は兼業について。
兼業の中でも他資格との兼業ではなく会社員との兼業です。

兼業行政書士だった私が、当時どんな1日を過ごしていたのか
具体的に何が大変で、何に気を付けなければいけなかったか。

これから会社員との兼業を目指す人だけでなく、
受験しようか迷っているような方にも「こんな選択肢もあんだ!」ということが
伝わればいいなと思いながら書いていこうと思います。

今回も最後まで読んでいただけると嬉しいです!

会社員と行政書士の兼業ってどうよ?

そもそもの結論から。
「行政書士 兼業」とか類似の単語で検索された方なら拾える情報を省いて、
私の経験だけでお伝えすると

おしかせ
おしかせ
とんでもなく(色んな意味で)大変だった

です。

やってよかったかと言われれば間違いなく兼業でよかったと言えますが、
もう一回やれと言われたら当時のような生活はもう無理です笑。

働きながら行政書士試験に合格するのってできなくはないけどとても大変だと思うんです。
とはいえ、試験は自分との闘いが主になのに対し、業務は相手が絡むこと。
それを働きながらやるというのは想像していたよりも大変でした。

そんな当時の生活を振り返る前に事前情報として当時の私の情報を少しだけ。

私はこんな会社員でした

 勤務時間は平日9-17時。残業・休日出勤ともにほぼなし
 勤続7年目に開業。仕事には慣れていた。
 有給は取りやすい環境。
 兼業を知っているのは上層部のみ。
 9‐17時の間は業務不可。昼休みはOK
 お金がないから兼業。できるだけ早く独立したい。

似たような環境の方いらっしゃいますでしょうか。
例えばシフト制なら、リモートなら、はたまた業務出来高制ならまた違った大変さがあると思います。

違った働き方をされている方は参考程度に読んでみてくださいね。

兼業行政書士の1日

兼業行政書士の朝は早い

家を出るギリギリまで行政書士でいたいですが、バタバタする時間なので集中力が必要ことはできません。

早朝にやっていたこと

 メールチェック
 進行中の案件の進捗確認
 経費・売上確認、帳簿付け
 事務所ホームページ作業

こんな感じで、途中で中断しても問題ないような作業を中心にやっていました。

ここで私のこだわりをひとつ。

おしかせ
おしかせ
メールとはいえ早朝の時間帯に返信はしない!

です。

実はメールなら別に大丈夫だろうと、気にせず返信していたこともあったのですが、
スマホに通知設定されている方もおられますし、
「こんな時間からお仕事されてるんですか!?」と驚かれてしまったこともあったので
メールの返信は時間指定で9:00amに届くようにしました。

帳簿付けは溜めるととんでもない地獄が待っていますので、
くれぐれもご注意を。(経験者)

進捗確認は意外と重要で、ミスを防ぐことはもちろん夜間の作業計画にも役立ちます。
私はフォルダー4つ作って新規→作業中→請求中→完了みたいに案件ファイルを移動させていくという原始的な管理方法でしたが、皆さんどうやって管理してるのでしょう?
ここについてはご要望に応じて時がきたら詳しく書いてみたいと思います。

昼休みは戦争

待ちに待ったお昼休み。
兼業行政書士にランチの時間はありません。

昼休みにやっていたこと

 メールの返信
 着信の折り返し
 役所へ走る!
 郵便局へ走る!!!

いや本当にこれなんですよ。
もちろん毎日ではありませんが、あんぱん1つ食べる時間もなかったです。

メールや電話は17時で先方の営業が終わってしまうところもあったので昼しかなく、
役所も同様なので予約して行っていました。
窓口に並ぶ系の業務は有給を利用していました。

郵便局についてはどうしても言いたいことがありまして。

おしかせ
おしかせ
定額小為替をもっと手軽に購入できるようにしてーー!

です。

定額小為替とは住民票等の発行手数料として役所に送付するもの。
この定額小為替、郵便局でのみ取扱い、平日の16時までという会社員泣かせな販売方法しかありません。
切手のようにネットで購入することもできず・・

では行けたときにまとめ買いできるかと言えば購入から6カ月以内という期限があるせいで
それもできません。
定額小為替1枚あたり200円というバカにできない手数料もかかるのも悩ましい・・

そんなわけで必要枚数+αだけ購入しており、ギリギリ間に合う郵便局へ何回も走った記憶があります。大変だったな・・・

ここからが本番、夜はがっつり行政書士

さて、17時に退社するとそのまま事務所へ。
早いと17:30からアポイント入れてました。
そうでなくとも夜は大切な集中できる時間。
会社で通常勤務を終えた後ですのでそりゃあ疲れてますけど

おしかせ
おしかせ
いつか絶対独立してやる!!

と根性だけで突っ走ってました。

夜にやっていたこと

 片手で食事、片手でメールチェック
 書類作成、郵便物確認、マニュアル作成
 調べもの、勉強、セミナー参加

こんな感じ。
マニュアル作成とは自分のためのもので、
補正が入ったらそれを手引きに書きこんだり、次回に活かせそうなことをノートにまとめたりといった作業です。

実務書を読み込むのもこの時間でした。
朝できたら効率いいんですけど私には合っていなかったです。

兼業行政書士の休日

さて、土日の過ごし方はどうなのか。
これはもうひとこと人脈作り&諸々の帳尻合わせです。

兼業行政書士にはできない業務がたくさんあります。
現地調査が必要な業務とか、遠方まで足を運ぶような業務は難しいです。
よって知り合いを増やして紹介先を確保、お客様のがっかりを減らす努力はしていました。

そしてたまに疲れてしまって泥のように眠ってしまうこともあったので、
そんなときは土日で調整していました。
しかし、これが常態化すると「休みがなくなる」という健康を脅かす事態になってしまうので土日にツケを回すのは最後の手段です。

おしかせ
おしかせ
休息は大事。きちんと休んで全力で走りましょう!

兼業行政書士で大変だったこと

これまで書いてきたように、バタバタな1日を過ごすだけでも大変だったのですが、
他にもいろいろ大変なことはありました。

勤務先に兼業の許可が欲しいと伝える勇気

私の勤務先は兼業といえば不動産の家賃収入か農業か、みたいな会社でした。
(あらためて考えても都会っぽくないな笑)

まさか個人事業主になって兼業したいと言い出す奴(私)が出てくるとは!
と当時相談した社員さんにも随分驚かれました。

そういった事情もあって誰になんとお願いすればいいのか、申請書とかひな形は?
みたいな細かいことがわからず苦労しました。

結果、何人かの偉い人と面談して誓約書にサインをしました。

誓約書といっても厳しいものではなく、利益相反はだめよくらいの易しいものでした。
思ったよりすんなり受け入れて頂きありがたかったです。

行政書士会の研修参加は厳選せざるを得ない

行政書士会の研修は平日に行われるので有給を使うしかありません。
でも魅力的な研修がたくさんあるので選ぶのが大変です。

業務で休まないといけないこともあるので全部は参加できませんし。
2週連続で参加したい業務の研修があったときなどは歯痒かったです。

この生活がいつまで続くのかという恐怖

ずっと走っているのでしんどいし、
会社の業務と行政書士の業務と切り替えが難しいときもありました。

部屋が荒んでいくの見て

おしかせ
おしかせ
この生活、いつまで続くんだろう・・泣

とぐるぐる悩んでいた頃はとても辛かったです。

辞めると決めて、退職が近づくと生活の基盤がなくなることが怖くなることもあったのですが、
行政書士の仕事のことしか考えなくてよくなることのほうが嬉しかったです。

この点、独立を目指すのではなくライフワークバランスを考えて兼業される方は問題にならなそうですね。

兼業行政書士であるために工夫したこと

ここから私が兼業としてうまくやっていくために工夫したことを書いていきます。
これから兼業を考えている方の参考になれば嬉しいです。

事務所は勤務先から近い場所にした

昼休みに立ち寄れるくらいの距離に事務所を借りました。
ずっと満室だったのを空きがでるまで待ってまでも近くで借りることを優先。

これは本当によかったと思っています。
便利は正義です笑

依頼はなくても電話対応は代行業者にお願いした

暇でも1本も電話が鳴らなくても、
鳴っても出ることのできない電話を気にするストレスより
代行業者さんにお願いして勤務中は仕事に集中することを選びました。

おしかせ
おしかせ
就業中にスマホをちらちら気にするのは勤め先にもいい印象にならないのでここは割り切りました

電話代行にも色々あると思うのですが、fondeskの場合は着信報告手段が複数あって好きなツールを選べます。
私は1人事務所なのでLINEを選びました。
そのほかにはEメール、chatwork、Slack、Microsoft Teams、Google Chatなどがあります。

着信報告を見れば誰からどんな用件でどうしてほしいか一発でわかるのでとても便利。
便利は正義です(2回目)

そして 営業電話に出なくていい というメリットはとても大きいです。
開業時のコストはなるべく減らしたいと思いますが、電話代行については一考の価値ありだと思います。

とはいえ毎月コストのかかるものなので、無料トライアルで自分に合っているか試してみるというのもいいと思います。
14日間お試しできますので気になる方は公式サイトから申し込んでみてくださいね。

公式サイトはこちらからどうぞ

兼業行政書士であることは同僚にも話さなかった

これが正しかったのか今でもわからないのですが、
どうしても伝えておく必要がある人以外には行政書士の話はしませんでした。

真面目にやってないんじゃないか、とかいつか辞めるんじゃないかといった
あらぬ疑いを招かないようにするためです。
(いや、辞めたくて行政書士登録したんですけどそこはおいといて)

ちゃんと休んでちゃんと寝た

これが1番意識していたかもしれません。
もし体調を崩してしまったら、お客様や勤務先のご迷惑になる。
そして、会社に「やっぱり兼業なんて許可するんじゃなかった」と思われてしまう。

おしかせ
おしかせ
そんなの絶対にいやー!

ということで体調管理は常に意識していました。
お陰様で特に体調を崩すことなく退社するまで働くことができました。

まとめ

思いついた限りの兼業行政書士の実態(個人の感想です)を書いてみました。

あの1年半(とちょっと)は濃厚すぎていくらでも書けそうなので
折を見て他の側面も書いてみたいです。

こんなことはどうしてた?とか質問などございましたらTwitterなどでお伝え頂けると
記事のネタになるので嬉しいです笑

今回も気づいたら4000字オーバー・・・
こんなところまで読んで下さったあなた!
本当にありがとうございます。

最近更新頻度が下がってますが
引き続き頑張りますのでまた遊びに来て下さると嬉しいです。