はじめまして。
私は高卒・カネなし・コネなし・経験なしで行政書士として開業したおしかせといいます。
今回は私が行政書士になって驚いたことをお伝えしようと思います。
行政書士のことを何も知らず、知り合いもいなかった私が実際に行政書士登録した頃の日記を引っ張り出して書きます。
ブログのタイトル通り本音で書きましたのでぜひ最後までお付き合いください!
行政書士になって驚いたこと① 同年代がいない
びっくりするくらい平均年齢が高い。
東京とかだと違うのかもしれないですがこちらは公務員引退組も多いです。
同年代、ましてや女性なんてほぼいない。
でもそのおかげでビジネスチャンスは広がった・・かな?
まわりに覚えてもらいやすかったです。
2018年に日本行政書士連合会が調査した報告によると、
20代は0.8%(!)、30代は8%で、40歳未満の行政書士は1割以下です。
行政書士になって驚いたこと② 変わった人がいっぱいいる
私の周りだけ特別変というわけではないと思う!と断言できるほど変な人が多い。
社会人として、とかモラル的なことではなく冬でも下駄とかそういう感じの変な人。
最初はびっくりしたけどもう慣れた、、、と言いたいところですが慣れない。
マジで慣れない。油断したころに新種に出会います。(失礼)
よく考えたらサラリーマンになれなかった、続かなかった人達の集団なので一定数変わった人がいてもおかしくないのかもしれません。
普通に挨拶ができて、名刺交換くらいのビジネスマナーを知っていて、笑顔でコミュニケーションがとれるなら「いい新人が入ったよーー!」と噂になるくらい変わった人が多いので、「登録後先輩方と仲良くできるか不安」という方も安心して登録していただければと思います。
行政書士になって驚いたこと③ 同業にも優しい
行政書士といえば約1万種類の書類作成ができることで有名ですが
そうは言ってもなんだかんだレッドオーシャンを取り扱う人が多いです。
理由は簡単、需要があって生き残りやすいから。
場合によっては近所で競合したりもしますが、基本皆さんとても優しいです。
流石に業務手順を質問したりはしませんが、食事に誘っていただいたり、その席で業界の情報やレアケースを共有してくださったりします。
とてもありがたい・・・
教えていただくことを期待してはいけませんが
先輩行政書士にビビらなくても大丈夫。
いい人が多いなあというのは今でもよく感じます。
行政書士になって驚いたこと④ 何も知らなくても開業できてしまう
行政書士になるために法律の勉強はたくさんしましたが、経営については何も知りませんでした。
帳簿のつけ方
見積書・請求書・領収書の作り方とタイミング etc…
本当になんにも知りませんでした。
開業に必要なものや名刺の作り方なんかは諸先輩方が各所で紹介されていますが、
例えば問い合わせの電話がかかってきたら何て言えばいいのか、アポとったらどんなことを聴取しなければならないのか、とかさらには報酬の付け方まで。
これら全て、個人事業主なので自分で決めなくてはいけません。
とはいえヒントくらいは研修してもらえるだろうと思っていた私。
と開業後めちゃくちゃ焦りました。
とりあえず行政書士法読まなくちゃ!と熟読。(遅い)
領収書に関する規定や、事件簿に記録すべき内容、その保存年数が書いてあり慌ててメモ。
業務の範囲や守秘義務なんかもあり超重要事項がずらり。
今や行政書士法は試験科目から消えましたが、
誰も教えてくれないので開業するなら熟知しておきましょう。
知らないでは済まされないのが行政書士法・・・
許認可に関する手引きは役所が出してくれているもので足りますし、
特殊な事例は問い合わせれば教えてくれるので何とかなるだろうと思っていましたが
甘い考えでした・・・
もしあなたが当時の私と同じ状況にあるのなら、SNSや近隣事務所で事務所見学をさせてくれる方を探すといいかもしれません。
※この記事を書いている2021年5月現在は感染症予防の観点からなかなか難しいかもしれませんが、もしかしたら応えてくれる事務所もあるかも。
有料で事務所見学を商品化しているところもあるので、お願いするのは気が引けるという方はお客さんとして勉強させてもらうといいと思います。
行政書士になって驚いたこと⑤ 「ありがとう」の嬉しさが雇用されていた時の比じゃない
接客業時代はマニュアルにないサービスを提供することもあって、
困っているお客様に「できることは何か」を考えて仕事をするのが楽しくてやりがいもあったんです。
そうして出た答えをお客様に喜んで頂けたときに
と給料よりやりがいを優先して働いていました。
※どうでもいいけどなんで接客業ってあんな給料安いんですかね。
が。
そのサービスは会社が作ったもので、私はその中のルールに沿って提供するのが仕事。
裁量は限られています。
行政書士として提供するサービスは、
同じ許認可であっても価格や営業時間、進捗報告の頻度、フォロー体制、など自分で付加価値をつけることができます。
そうは言っても過剰サービスだと価格が高くなるし、効率化しないと利益率が下がってしまう。外注できるところと自分にしかできないところの見極めも大事。
お客様のニーズを考え、いろいろ試行錯誤して作り上げたサービスで無事に納品し、
お客様から頂いた「ありがとう」の嬉しさは格別です。
さらに行政書士は選ばれる喜びもあります。
あなたに頼んでよかった
これはもうたまらんご褒美です。
晩酌しながら思い出してにやけるくらいに嬉しい。
たまに凹むこともありますが、これがあるから頑張れます。
まとめ
今回は実際に行政書士になってみて驚いたことを5つご紹介しました。
他の行政書士に聞いたら全然違う回答になるだろうな。ちょっと面白そう笑
今回の内容で行政書士という仕事へのイメージが少しでも具体的なものになっていたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました*